自由国民社

★社名の由来★

 弊社は昭和3年長谷川國雄によって「サラリーマン社」として創業されました。残念ながら戦前の出版記録等の資料は戦災禍によって損失しましたが、長谷川の大衆に知識情報をより分かりやすく伝えたいという創業の精神は、当時斬新なサラリーマンという言葉を社名に宛てた事にも明解です。ジャーナリストであるとういことの自負は雑誌「サラリーマン」「時局新聞」の創刊によって実現されています。新聞発行は長谷川の執念であり、ジャーナリストを体現する必須の目的であったと思います。

 太平洋戦争の進捗は世相を一変させ、横文字まかりならぬ時代へと移っていきます。長谷川は「サラリーマン社」を時局新聞の縁から「時局月報社」と変更せざるを得ませんでした。

 戦後いちはやく知識、法律の大衆化を掲げて出版活動を活発化させ、雑誌「自由国民」を定期発行し、時事・法律のみならず実用生活、娯楽等あらゆるジャンルを取上げ新知識に飢えていた大衆に向け発信して行きました。社名に自由という単純ながら渇望した言葉を選択した長谷川のジャーナリストとしての見識をみる思いがします。

 勇気ひとりを友として長谷川の反骨に富んだ人生は、昭和23年雑誌「自由国民」の特別企画号として誕生した「現代用語の基礎知識」によって、新時代へ飛躍していきます。紙の供給に四苦八苦しながらも、この特別号が怪物的雑誌の誕生となりました。

 翌年、社名を雑誌名からとった「自由国民社」に、また特別企画号だった「現代用語の基礎知識」は独立した新語・新知識年鑑として今に至ります。